早稲田大学政治経済学部と青山学院大学国際政治経済学部はどんな大学？
基本情報
| 項目 | 早稲田大学政治経済学部 | 青山学院大学国際政治経済学部 |
|---|---|---|
| 学部設立 | 1949年 | 1982年 |
| 所在地 | 東京都新宿区西早稲田1-6-1（早稲田駅） | 東京都渋谷区渋谷4-4-25（表参道駅） |
| 学部理念 | 本学部の教育の根本をなす学問理念は、“Philosophy, Politics, and Economics”に集約されます。共生社会の善き生と正義の実現に寄与することを目指し、公共哲学によって結びつけられる政治学と経済学の追究の中から、在野の精神に立ってグローバル社会の未来を切り開く自律的な人間を育成すること、これこそが伝統の政治経済学部の使命です。 | 本学部の理念は、「真理を謙虚に追究し、広く世界の人と交わり、平和と繁栄に貢献しうる人格を陶治する」ことです。特に平和で豊かな国際社会を構築するために、国際社会の望ましい仕組みを論理的に考え、現場に出向いて実践的な視点を養い、最後は自分たちに何ができるかを自問する学部です。 |
早稲田大学政治経済学部は1949年に設立され、所在地は東京都新宿区西早稲田1-6-1、最寄駅は早稲田駅です。哲学・政治・経済を柱に、公共性と国際性を重視した教育方針を持ち、社会課題に挑むリーダーを育てるアドミッションポリシーが掲げられています。
青山学院大学国際政治経済学部は1982年設立で、所在地は東京都渋谷区渋谷4-4-25、最寄駅は表参道駅です。国際平和と共生を重視し、理論と現場体験の融合によって、実践力と国際感覚を持った人材を育てることを目標としています。
大学の規模
早稲田大学政治経済学部の学生数は900人で、大規模学部ならではの多様な学生と活発なゼミ活動が特徴です。幅広い専門分野に対応できる授業体制が整っており、学生の主体性が尊重される環境です。
青山学院大学国際政治経済学部の学生数は304人で、比較的少人数の学部です。教員と学生の距離が近く、ディスカッションを中心とした授業展開やきめ細かいサポートが魅力です。
男女の比率
早稲田大学政治経済学部の男女比は65.5 : 34.5で、男子学生が多めの構成です。経済・政治系分野への関心が高い男子学生が多い一方で、近年は女子学生の進学も増加傾向にあります。
青山学院大学国際政治経済学部の男女比は50 : 50で、男女比がほぼ均等な構成です。多様な価値観を背景とした議論が活発に行われており、性別問わず活躍しやすい環境です。
初年度納入金
早稲田大学政治経済学部の初年度納入金は129.2万円で、私立大学の中では比較的抑えられた金額です。学問の自由と多様な機会を提供する教育環境としては、コストパフォーマンスの高い学部といえます。
青山学院大学国際政治経済学部の初年度納入金は145.5万円で、国際系学部として標準的な費用水準です。語学・留学支援制度が充実しており、教育サービスとのバランスは良好です。
SNSでの評価
早稲田大学政治経済学部は「授業の自由度が高い」「ゼミの水準が高い」「意識の高い学生が多い」といった声があり、知的刺激の強い学習環境として高く評価されています。
青山学院大学国際政治経済学部は「授業が実践的」「留学制度が整っている」「語学力が伸びる」といった声が多く、国際系志向の学生に特に人気の高い学部となっています。
合格難易度（偏差値・倍率）
偏差値(マナビジョン)
早稲田大学政治経済学部の偏差値は79で、全国上位0.19%、約536人に1人という非常に高い難易度です。問題は記述・論述が中心で、読解力・表現力・論理構成力を総合的に問われるため、思考の深さが求められます。
青山学院大学国際政治経済学部の偏差値は74で、全国上位0.82%、約122人に1人という層です。科目バランスを重視した対策が必要で、英語や現代文の処理力が特に重要になります。
倍率
早稲田大学政治経済学部の倍率は3.1倍で、3.1人に1人が合格する水準です。受験者の学力も高いため、基礎力に加えて記述力や時間配分の調整能力も求められます。
青山学院大学国際政治経済学部の倍率は3.1倍で、3.1人に1人が合格する試験です。標準的な出題が中心ですが、各科目の精度を高めた学習が効果的です。
卒業後の進路
有名企業の就職率
早稲田大学の有名企業就職率は 36.7％、青山学院大学は 26.5％です。早稲田は総合商社・大手金融・コンサルティングなど高倍率業界への実績が非常に豊富で、政治経済学部は企業からの評価も極めて高い水準にあります。一方、青山学院大学国際政治経済学部も英語力と国際感覚を活かし、広告・グローバル企業・シンクタンクなどでの就職に強みを見せています。全体の就職率では差があるものの、志望業界によっては青学の個性も十分に活かせます。
主な就職先
国家公務員総合職（17名）
EYストラテジー・アンド・コンサルティング（13名）
日本航空（6名）
DXCテクノロジー・ジャパン（3名）
早稲田大学政治経済学部では、みずほフィナンシャルグループ（18名）、国家公務員総合職（17名）、EYストラテジー・アンド・コンサルティング（13名）、(株)NTTデータグループ（12名）、アクセンチュア(株)（12名）などが就職先として挙げられます。官僚・金融・外資コンサルといった難関進路が中心です。
青山学院大学国際政治経済学部では、アクセンチュア（8名）、日本航空（6名）、DXCテクノロジー・ジャパン（3名）などが挙げられ、グローバル企業や観光・IT分野への就職実績が目立ちます。
進学率
早稲田大学政治経済学部の進学率は7.80%で、一部の学生は大学院へ進学し研究を深めますが、多くは就職を選択します。学部で得た高度な思考力を活かし、多様な進路が形成されています。
青山学院大学国際政治経済学部の進学率は2.70%で、多くの学生が就職しますが、国際関係や開発分野の大学院進学も一定の割合で見られます。
留学生
受け入れ状況
早稲田大学には 5488 名の留学生が在籍しており、その受け入れ規模は国内有数です。政治経済学部は英語学位プログラムを含め、国際性を重視したカリキュラムを展開しており、日常的に多様な価値観に触れられる環境が整っています。青山学院大学には 679 名の留学生が在籍し、国際政治経済学部では英語での専門科目や少人数ゼミを通じて、留学生との学術交流が活発に行われています。国際志向の高い学生にとって、どちらも魅力ある選択肢です。
海外提携校数
早稲田大学は 432 校の提携大学を持ち、アジア・欧米をはじめとする広範なネットワークを築いています。学部問わず多様な海外プログラムが提供されており、政治経済学部では国際関係・開発経済・外交政策といった分野での専門留学機会が豊富です。青山学院大学は 180 校の提携大学を有し、特に英語圏との連携に強みがあります。国際政治経済学部は学部独自の交換留学制度も整っており、実践的な海外経験を積む環境が整備されています。
結局早稲田大学政治経済学部と青山学院大学国際政治経済学部のどちらが良いか
早稲田大学政治経済学部と青山学院大学国際政治経済学部は、いずれも政治・経済を国際的な視野で学べる点で共通していますが、その規模や学びの深さには違いがあります。早稲田政経は、国内最難関レベルの学力層が集まり、論理的・批判的思考を重視した高度な教育が提供されています。官公庁や大手外資系企業への就職実績も群を抜いており、研究志向と実務志向の両立が図られています。一方、青山学院国際政治経済は、実践的な国際教育に力を入れ、語学力や異文化理解を強みに持つ学生を育てています。観光・航空・ITなど国際業界への就職にも強く、少人数教育を活かした手厚い支援が魅力です。国際舞台での理論・実践の両方を極めたいなら早稲田、語学と現場重視で国際キャリアを築きたいなら青山学院が適しています。